こんにちは、かよです。
大腸全摘出をしたあとの食事って気になりますよね。
大腸を全摘出するくらいだから、ずっと食事に気をつけていたり、制限がある生活を送っているのではないでしょうか?
食べると下痢する、出血が多くなる、また再燃してしまうかもしれない・・・不安やしんどさばかりの食事って、辛かったですよね。
潰瘍性大腸炎の辛さと、手術を乗り越えた後の、食生活って楽しみでもあり、不安もあると思います。
この記事では、大腸全摘出して10年以上の私の食生活をお話しながら
食事とお腹の相性
気をつけているポイント
をお伝えします。
医師からの説明ではイマイチ食べれるようになる気がしないあなたに、手術後の食事の楽しみを少しでも持って頂きたいです。
あくまで、私個人の実体験・意見であること、内容が、術後落ち着いてからであることをご理解ください。
大腸全摘出後の食生活は?
基本的には、普通に食べれます。
以上!!
私は、大腸がある時もお気楽不良患者だったので、特に寛解の時期は、主治医に注意されても「は~い」と返事をして、普通に食べていました。
本気の低残渣食(今の主流は分かりませんが)なんて、入院中しか食べたことがありません。
こんな私なので、大腸を全摘出しても、普通に食事をしていまいす。
ただ、最初は怖かったです。
だってね、大腸を全摘出したら、イレウス(腸閉塞)と脱水に気をつけろ!と散々言われていましたから。
実際に、妊娠中と2回目のストーマはイレウスで、緊急!緊急!でしたし・・・。
ご訪問いただき、ありがとうございます。 かよと申します。 自己紹介に少しお付き合いください。 自己紹介・私の思い 私には大腸がありません。 ついでに、小腸も少し短くなっています・[…]
なので、食べてから、消化され便が出るまで、ドキドキしてる時期もありました。
キノコを食べる時、もやしを食べる時、焼き肉でテッチャンを噛み切れず飲み込んだ時・・・
ストレートに言うなら、テッチャンはともかく、消化に悪い物はそのまま出てくる感じです。
そうなんです!そのまま、なんです。
普通の人が、「お腹のお掃除~」なんて喜んで食べる物、は要注意食材になります。
注意は必要!
でも食べれます(私の場合)
問題は『量』なんです。
手術をした病院で、入院中に励まされた事があります。
入院中の病室がUC部屋のようなことがあり、皆で、食事についての情報や噂話で不安になりながら、盛り上がっていた時に・・・
『ずっと食べれないんじゃない。食べれるようになっていくし、食べ方を注意すればいい。』
と話をしてくれた看護師さんがいました。
病棟の看護師長さんだったと思います。
そして具体的に食べ方を教えてくださったんですが、とてもシンプルでした。
『量』に気を付ける、でした。
考えてみてください・・健康な大腸を持った人だって、丼いっぱいのバターコーンを食べたら詰まりやすくなるし、もやし炒めを山盛り2人前とか・・・普通に考えても“アカンやろ”って事は、私たちには、もう少しリスクが高いってことなんです。
そんなムチャな事をせずに、詰まりやすい物は少なめに食べるとか、気をつければ食べれるようになります。
食材との相性もあるでしょうから、様子を見ながら、少しずつクリアしていけばいいんですよ。
どうですか?
ちょっと食べる楽しみは出てきましたか?
食事とお腹の相性を考えよう
食事に関しての悩みより、やはり、食事の後の便の状態の方が、ずっとついて回る悩みになると思います。
大腸がない分、水分を含んだままの便が出てきますので、基本的には軟便・水様便で過ごすことになります。
大腸は、盲腸から始まり直腸まで全長約1~1.5mほどです。神経細胞によって内容物の固さを自動的に判断し、排便に適した形状にします。この機能がうまく作用しないと下痢や便秘になってしまいます。
出典:光英科学研究所 腸の基礎知識
そして、食事によって、食べても少しくらいならトイレを我慢できる物もあれば、すぐにトイレに行きたくなったり、しばらく下痢になったりするので、自分のお腹の調子や、食べ物との相性をみていかないといけません。
『米』と『それ以外』に分けられる、といっても過言ではありません。
なので究極、絶対に整えたい時や、すぐにトイレに行けない時には、
塩おにぎり×お茶、塩おにぎり×水
という食事をします。
どちらかというと、下しやすい物を分かっている方が大切なんです。
魚‥ユルくなりやすい。特に、鍋などで、エキスを飲む類の物は食べてる最中にアウト!
カニ‥食べてる最中~しばらくトイレ通い!
麺類‥食べてすぐアウト!
乳製品‥食べてすぐアウト!
コーヒー‥食べてすぐアウト!
にんにく‥食べてる最中にアウト!
キノコ・葉物‥ガスが溜まりやすい!少しトイレがしんどい。
まだまだありますが、こんな感じなので、日々、気をつけながら食事をしています。
そして、恒例のトイレタイムが待っているわけですね。
因みに、お肉や揚げ物は、普通に食後トイレに行きたくなりますが、魚よりマシだったりします。
主治医は、『和食やで、米飯やで』って言いますが、私の腹感覚では、相性ではないかと感じています。
食事の時に気をつけている事
食事に関して、わりと適当な感じの私が食事の時に気をつけているのは、『トイレの有無』『どんなトイレか』です。
食事の内容によったら、食事中でもトイレに行きたくなります。
なので、1番安心して食事ができるのは、『自宅』。
外食なら、
・男女別
・洋式ウォシュレット
・2つ以上トイレがある
これが多く揃っている方がポイントが高いです!
ただ、こんなに条件が揃っている所は少ないので、我慢してトイレに合わせるか、店を選ぶかになりますね。
これは自分の状態で決めればいいでしょう。
トイレが嫌で、気になって、安心して食事ができないのは、せっかくお金を払ってるのに、全然楽しくありませんからね。
因みに、携帯用の消臭スプレーを持っていると、トイレの後の臭いを気にしなくて済みますよ。
私の場合、主人の実家(トイレ1つ、窓なし、便座消臭機能なし)と、ホテルで泊まる時には必ず持って行きます。
それから軽くふれておくと、食べ歩きはなるべく避けています。
食べ歩きは我慢、しています。
慣れた所なのかどうか、だったり、一緒にいる相手にもよりますが、楽しく散策している時にトイレトイレ!って疲れるより、食べるのを我慢するほうが、私は気楽なので。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、私の実際の生活をベースに、あなたのヒントになりそうな事を書いてみました。
病院で教えてもらえる、これからの食事の注意点!的な内容でもなく、あくまで基準は『私』の内容です。
あなたの生活がもっと楽になっていくのか、もっとしんどいのか・・・慣れながら、ご自身の基準をさぐっていくことになると思います。
辛く感じることも、沢山待っているでしょう。
でも、食べれます!
食べてもUCの腹痛は、もうナイですからね。
ちょっと面倒くさいトイレ事情ですけど、食事、楽しみましょ!!